エネルギー 生物資源関連株記事一覧

メタンハイドレートとは、「燃える氷」と呼ばれる地下資源だ。有機化合物で一番シンプルな「メタン(CH4)」の周りを、水分子が取り囲んだ形(水和物)をしている。1気圧では164立方メートルの体積になるメタンが、1立方メートルに圧縮された、「メタンのシャーベット」みたいなモノだ。このメタンハイドレートは、日本近海の海底に大量に存在していることが分かっており、エネルギー資源の殆どを海外からの輸入に頼ってい...

再生可能エネルギー関連も、近年注目されている分野だ。再生可能エネルギーとは、風力発電とか太陽光発電とか、バイオマスなどいった、非化石燃料エネルギーのことだ。化石燃料は、燃やしてしまうと無くなる上に、SOX(亜硫酸ガス)やNOX(窒素酸化物)を出し、環境に大きな害を及ぼす。また地球温暖化を促進するCO2(二酸化炭素)も、大量に排出する。そのため欧米では、化石燃料を扱う企業に対する視線が冷たくなり、化...

人工肉・人造肉製造で、欧米企業が激しい開発競争を繰り広げている。人工肉・人造肉とは、人間が作る肉類のことで、大きく二つの系統に分かれる。まず一つは、植物由来の材料によって、肉のような味と食感を持った「肉代用品」つまり「代替肉」。代替肉は肉そのものの形ではなく、ハンバーガーのビーフパティやソーセージのような、肉加工品に似せた形で提供される。代替肉は、肉料理は食べたいが、健康上や理念上の考えから食べら...

培養肉とは、動物の筋肉などの組織細胞を培養して作る人工肉・人造肉だ。世界の人口増加や途上国の経済発展に伴い、食肉の消費量が今後、数倍に拡大すると考えられている。ところが食肉生産の環境負荷が、大きな問題となっている。近々90億人に達すると言われている地球人類に、十分な食肉を提供するには、地球は狭すぎるのだ。特に牛肉生産には、広大な土地と、大量の飼料が必要で、さらに糞尿による水質汚染も大きな問題だ。そ...

蝗害(こうがい)が、世界の食糧事情を危うくさせている。蝗害の蝗(こう)とは「イナゴ」のことで、イナゴやバッタが大量発生して、農作物を食い荒らすのが蝗害だ。ただ、大規模な蝗害の原因はイナゴではなく、茶色く変身したトノサマバッタやサバクバッタだ。バッタは環境によって、相変異(そうへんい)と呼ばれる変化を遂げる。トノサマバッタやサバクバッタが、狭い範囲に大量に発生して世代交代を繰り返すと、密度効果で特別...