脱プラスティック銘柄一覧
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脱プラスティック関連銘柄のまとめ。
脱プラスティックの対策としては、生分解性のあるプラスティック素材やバイオマスプラスティック素材を採用する方法と、紙素材を採用する場合がある。
その他にも木材や竹素材を使う方法もあるが、大量生産が難しかったり、コストダウンが難しかったりする。
脱プラスティック関連 生分解性プラスティック
生分解性プラスティックや、セルロースなどの植物由来の原料を使ったバイオマスプラスティックがある。
カネカ 4118
塩化ビニルの大手メーカー。
生分解性ポリマーPHBHを手がけており、生分解性プラスティックのリーダー的企業だ。
セブンカフェの新たなストローも共同開発中。
中央化学(7895)
樹脂製食品包装容器メーカー。
リサイクルPET容器や、プラスティック使用率を下げた容器など、様々な対策商品を開発している。
セブンイレブンが、おにぎりの包装用プラスティックを生分解性に替えると宣言したことで注目。
クレハ 4023
クレラップでおなじみの樹脂製品、中堅化学メーカー。
生分解性PGA(ポリグリコール酸)樹脂「クレダックス」の開発に成功。
クレダックスは、1平方cmあたり1トンもの圧力に耐える高強度樹脂だ。
にもかかわらず、水や微生物によって、僅か一ヶ月で二酸化炭素と水に分解される特性を持っているため、様々な用途が考えられる。
三菱ケミカル 4188
総合化学メーカーで、エチレン生産はダントツ。
生分解性プラスティックの「ポリブチレンサクシネート(PBS)」製ストロー生産に乗り出している。
ユニチカ 3103
生分解性のバイオプラスチック「テラマック」の、ストロー向け製品を出荷。
脱プラスティック関連 紙素材メーカー
紙の需要増が期待出来ない紙業メーカーも、脱プラスティックはビジネスチャンスとみて、プラスティック代替品の開発競争に参加している。
紙素材に特殊コーティングを施したり、紙素材に別の素材を混ぜたりと言った方法がある。
王子製紙 3861
新聞紙やティッシュペーパーなどの大手紙業メーカー。
食品や菓子などのプラスティック包装の代替品として、特殊なコーティングを施した紙製の包装資材を展開中。
日本製紙 3863
日本第二位の製紙メーカー。
特別なコーティング剤により、酸素や水蒸気、臭いなどを通さない紙包装資材を開発中。
中越パルプ工業 3877
環境経営総合研究所の開発したMAPKA(マプカ)を使って、スーパーで使用されている食品トレーの代替品を展開中。
MAPKA(Moldable Paper Kankyo)は、製紙会社で大量に出る端紙を加工した紙パウダーに、ポリオレフィン系樹脂を混ぜて作った新素材。
プラスティックと同じように成形加工できるうえ、燃やしても有害ガスがでないため、プラスティックの代替品に利用できる。