中古住宅再生事業とは

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中古住宅再生事業も近年話題になるテーマだ。

 

 

 

中古住宅再生事業とは、急速に増える中古住宅を再生して販売する事業だ。

 

リフォーム会社と違うのは、中古住宅を企業が買い取って、それをリフォームしたりリノベーションしてから、販売するという形を取るところだ。

 

中古関連ビジネスには、仕入れが思うようにいかないと、売上げが上げられないという欠点がある。

 

例えばブックオフでは、売るための本をまず集めないといけない。

 

中古車販売でも、良質な中古車を集めないといけない。

 

中古住宅再生企業も、まずその点が大きな難関になる。

 

 


 

増え続ける空き家問題

中古住宅販売事業では、中古住宅を買い取って、リフォームして再生販売する。

 

中古住宅は、耐震性能や24時間換気などの住宅性能に劣るため、これをしっかり補強して販売する。

 

ただ問題は、中古住宅をどうやって仕入れるかだ。

 

現代日本では、空き家問題が社会問題化している。

 

2015年段階で、日本全国には空き家が800万戸あり、これが2030年頃には、2,000万戸に増えると予想されている。

 

なので中古住宅再生事業の仕入れは、簡単のようにも思える。

 

空き家のタイプ

空き家にも色々なタイプがある。

 

統計上の「空き家」には、次の4タイプがある。

  • 売却用物件で、まだ買い手が見つかっていない住宅(不動産会社所有)
  • 賃貸用物件で、入居者が見つかっていない住宅(事業者所有)
  • 別荘など、普段はあまり使われていない住宅(二次利用物件)
  • その他 … 所有者は居るが、住人がいない物件(個人所有など)

上記の3つまでは、販売用だったり賃貸だったり別荘だったりして、住宅の管理はしっかりしている。

 

ところが今、空き家問題として社会問題となっているのは、「その他」の空き家だ。

 

数としてはおよそ500万戸くらいあり、これからドンドン増えると考えられている。

 

空き家問題はなぜ起こる?

現在増えている空き家は、日本の高齢社会に大きな原因がある。

 

というのも高齢者が家を手放さないまま老人ホームなどに入居して空き家になる。

 

また親が死んで子供が家屋を相続したが、別の地域で生活しているため、実家に住めずに空き家になる。

 

こういうケースでは、そもそも住宅として使えそうもない家屋も多く、ずっと放置される。

 

というのも更地にしても売れるとは限らないし、その一方で固定資産税が何倍にもなってしまうため、所有者が手をつけないのだ。

 

中古住宅再生事業では、これらの中古住宅を買い取って、再生して販売する。

 

中古住宅再生事業 関連銘柄

 

カチタス 8919

一戸建ての空き家を買い取って再生販売。

 

全国で4,000戸以上の再生住宅の販売実績。

 

家具販売大手のニトリと資本提携し、注目。

 

イーグランド 3294

東京・神奈川・千葉・埼玉など首都圏で中古マンション再生・リノベーション・リフォーム済みマンション販売。

 

キャンディル 1446

居住用や投資用などの中古住宅を買い取ってフォームして販売。

 

投資用物件は全国展開。

 

リフォーム物件にはアフターサービスで補修も対応。

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