コロナウイルス大流行で 非接触デバイスの導入が進む
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非接触スイッチや、タッチレスシステムも、新型コロナウイルス問題で浮上した新しいテーマだ。
非接触スイッチや、手かざしセンサーなどは、病院や薬品工場、食品加工場など、厳重な衛生管理が必要な場面では、導入が進められてきた。
しかしそれ以外の場所では、コロナ以前は「余り必要性を感じない」モノで、様々なデバイスが開発されても、導入がなかなか進まなかった。
エレベーターなどの公共設備でも、抗菌加工くらいはするが、非接触デバイスを導入するのはコスト高になるため、見送られてきた。
ところが不特定多数の人間が触るボタンやスイッチでは、コロナウイルスや雑菌などが容易に手に付いてしまう。
これでは病気の蔓延を防げない。
ということで、今後は直接手に触れずに操作できる、非接触スイッチや非接触デバイスが求められるようになるだろう。
触らず操作 空中タッチディスプレイ
一般的な、非接触スイッチとしては、赤外線や静電容量式の、手かざしスイッチだろう。
たとえば工場のドアや扉などを、触らずに開けるためのスイッチや、家庭内で照明をオンオフするためのモノ。
例を挙げると次のような感じのモノだ。
非接触照明スイッチ 動画
手をかざすだけで明かりが灯る、非接触照明スイッチbeSwitch(ビースイッチ)
※静電容量式。
ところが実は、ボタンなどを空中に映しだして、それを指先で触ることで操作するシステムも、2013年にすでに開発されている。
触れずに操作できる空中タッチディスプレイ 動画
アスカネットが開発した「AIプレート」によって、空中に画像を投影し、センサーと組み合わせることで、何もない空中にタッチパネルを作ることが出来る。
こういう空中に表示された画像で操作するというのは、2020年公開の「スタートレック・ピカード」でも、宇宙船の操作で使われていたから、今後は身近に色々登場しそう。
非接触スイッチ 関連銘柄
日立製作所 6501
防犯カメラ用の顔認証画像解析サービス、ハンズフリータグでの自動ドアやセキュリティーゲート、入退室管理システムを非接触で行うシステムを提供
フジテック 6406
エレベーターで、手をかざすことで操作できる「非接触呼び登録」や「抗菌ボタン」
アルプスアルパイン 6770
手を近づけるだけで入力操作ができるタッチレス操作パネルを医療・介護現場や公共施設に提案
オプテックスグループ 6914
食品工場や医療施設のドア、倉庫の間仕切り、シャッターの開閉に利用する非接触スイッチ「CleanSwitch」の販売を
ユビキタス 3858
イスラエルのジャンゴ・コネクティビティー社の非接触ヒューマン・マシン・インターフェース「MagiaTouch」の提供
日本システムウエア 9739
手の動きやサインを認識して電化製品などを動作させるジェスチャー認識ソフトを提供
顔認証
NEC 6701
世界最高水準の精度を持つ顔認証と虹彩認証を組み合わせたマルチモーダル生体認証端末を新たに開発
グローリー 6457
マスク着用でも本人認証が可能な顔認証エンジンを開発
ネクストウェア 4814
米リアルネットワークスの顔認識システム「SAFR」ソリューション
空中ディスプレイシステム
アスカネット 2438
空中にディスプレー、3D(立体画像)用の特殊プレートを開発
JMACS 5817
非接触サイネージシステムを展開