含み損の処分、含み損の損切りタイミング
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下落トレンドの対処法。
下落トレンドで難しいのが、損切りのタイミングだ。
下落トレンドに入ってしまうと、どこまで下がるか分からない。
連騰を続けていた有望株でも、連騰が止まると大幅下落で、さらにそれが何日も続く事が多い。
超絶好材料が出た新興株などだと、株価が2倍くらいになった後、ストップ安・ストップ安・10%安、と言う風に、たった3日で4割も5割も下がったりする。
なので予想に反した下げで、含み損ができてしまったら、全株損切りしてしまうか、株数を減らして様子を見るべきだ。
小さな損切りは簡単。大きな損切りは苦痛
ところが思いのほか下落のスピードが速くて、あれよあれよという間に10%前後も下がると、損切りが遅れて、損切りできなくなる。
早めに損切りしておけば5万円以下の小損で、大した損にならなかったのに、損切りし損なうと20万以上のマイナスに膨らみ、損切りするのに一大決心が必要になってしまう。
そしてさらに株価が下がって、恐怖で投げたら、、なんとそこが大底(セリングクライマックス)だったりして、数日後から反発が始まることもあったりする。
そういう風に株価が反発するのを見ると、「ああ、もうちょっとガマンしておくべきだったか」と思ったりもするが、これはもう材料次第だったり、仕手筋次第だったりする。
材料が継続的に話題になるような材料であれば、ガマンしても良いのだけれど、新興株のように数日盛り上がって、結局また元の株価水準近くまで戻ることの方が多い。
それに、再度買いが入って上昇しても、今度は高値で買って塩漬けにしている人が、戻り売りしてくるので、そう簡単には株価は上がらないから、持久戦になりがちだ。
場合によっては、数週間後だとか、半年後に再度火が付くこともあったりするけれど、そうなるともう長期で勝負している人でないと、持ち続けられない。
長期勝負であれば、株価が下がったときにナンピンして平均購入単価を下げて、ハードルを下げることも出来る。
が、株数が増えてしまうと、さらに株価が下がった場合、含み損がさらに増えていくことになるので痛い。
妥当なアイデアとしては、株価が下がったときに同株数くらいナンピンして、半分損切りしておくくらいしかないかな。
具体的には、1,000株をナンピンして2,000株に増やして、1,000株分を損切りする、という感じか。
あるいは2000株ナンピンして3,000株に増やして、1,000株だけ損切りするとか。
どちらにせよ、とにかく一旦、損切りして、気持ちを切り替えることが重要だ。
損切りした後、まだチャンスがありそうなら、株数を維持すれば良いし、別の有望銘柄を探すのも良い。
私の場合は、さっさと損切りして、別の銘柄で勝負する方を選ぶが、これは投資資金が少ない者のやり方かも知れない。