利益確定した後、大損してしまう理由
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利益確定後に、大損することが多い。
2~3週間かけて数十万儲けたのに、それをたった数日で失ってしまう。
あれだけ利確したのに、なぜか投資資金が減っていく。
これが何十回も繰り返されて、何百万もお金がなくなっていく。
それにしても、一体なぜ、利確した金が、スルスルと手の中から抜けていくんだろう。
どう考えても、おかしい。
と言うことで、いろいろ考えてみた。
ちょうど今、そういう状況だし。
まず考えられる最初の原因は、利確後に「気が緩む」。
利確するときと言うのは、いろんなルールで利確するんだろうけれど、私の場合は、上昇が止まって大きく下げたときだ。
たとえばストップ高をつけるような銘柄を掴んで、株価がどんどん上がっていき、動意づく前の2倍くらいになると、「そろそろ利確かな?」と思う。
ところが大きく上がっている時というのは、「まだまだ騰がるかな?」と思ってるし、2週間くらい持ち続けていると、愛着が湧いてくる。
その間は「いつ下がるのか」「いつ利確すべきか」などと、ずっと緊張して5分足チャートを眺めている。
これが実はかなりのストレスで、利確した後はかなり疲れた状態だ。
そこでいったん株から離れれば良いのだが、利確したときと言うのは、疲れているため、どうも正常な判断ができないらしい。
利確自体が正しかったのかどうか、それもいろいろ考えたりするしね。
そういう状態でうっかり迂闊に買いに入ると、ダメ株を掴んでしまって、大損するらしい。
投資資金が増えると、損も大きくなる
利確した後、なぜか大損を繰り返し、せっかく稼いだ利益がなくなった上、さらに大きく損をしたりする。
一つの原因は、利確したことで、緊張が解けて油断してしまうことだ。
株を持っているときは、上がるか下がるか、常に緊張した状態で疲れてしまう。
それが何日も続いてしまうから、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていく。
そんな状態では、まともなトレードができず、うっかりいろんなミスをしてしまうわけだ。
そしてもう一つの理由が、「投資資金が増えている」ということだ。
何十万も利確すると、投資資金が増える。
信用取引なら3倍まで売買出来るから、30万増えれば100万近く株が売買出来る。
そうなると、今までよりたくさん株が買えたり、いろんな銘柄が買えるようになる。
そこで、自分の投資ルールとして、1銘柄30万~40万くらいで売買していたのに、利確して投資資金が増えた後は、1銘柄60万円くらいの単位で、いつの間にか売買していたりする。
100万くらいの建玉で、3銘柄建てていたのに、いつの間にか5銘柄くらい建てているときもある。
それでうまく行けばさらに資金が増えるが、当たりよりもハズレが多いのが株だ。
しかもなぜか、今まで買ったことがない銘柄を騰がっているということだけで、気楽に買い建てて失敗したりする。
さらになぜか、利確した後、違うやり方で買ってしまう事も多い。
本人的には同じやり方を繰り返しているつもりなのだが、後から考えてみると、実は全然違うやり方になっていたりする。
ホントに不思議だが、ダメなやり方に変わってしまうのだ。