予算ギリギリの銘柄を、ただ買えるからと言って買ってはいけない
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株で損する人の失敗パターン、次は「予算ギリギリなので、焦って買ってしまう」。
たとえば出来高が増えていて、しかも大口さんの買い注文が歩み値で確認できる。
でも予算(投資余力)ギリギリなので、買えるかどうか怪しい。
ちょっと下押しすれば買えるんだけど、上に飛んで行きそうだ。
こういう場合、ついつい予算ギリギリで指し値を注文を入れてしまう。
そしてその銘柄が、高値から下落してきて「買えてしまう」。
買えたところが取りあえずの「底」であれば良いが、実は下落トレンドの始まりだったりして。
「やった、買えた!」と喜んだのもつかの間で、含み損がみるみる増えていく。
株価というのは、別に自分の予算で動いているわけではないから、予算ギリギリの銘柄を、ただ買えるからと言って買ってはいけない。
予算が足りなくて買えない銘柄は、スルーするのが一番だ。
急騰株を追いかけるのは、悪いクセになる。
うまく買え無かった銘柄が、ドーンとストップ高まで上昇して、翌日もまたストップ高になるなんてことは、デイトレをやっていれば何十回も経験することだ。
しかし、それを追いかけて買うと、大抵ジャンピングキャッチになって、大損することが多い。
私も、ストップ高銘柄ばかり狙っていて、実際、サノヤスなど、2週間くらい上昇し続けた銘柄も握っていたが、こういう銘柄は利益確定が難しく、思ったほど儲けられない。
株価が2倍になっても、なぜかあんまり儲からないので、何でだろうと思っていたが、要するに、他でまた急騰株を高値追いしてジャンピングキャッチしてしまう悪いクセが付くのだ。
予算ギリギリだから、今のうちに買っておこうと思っても、それはあくまでも一個人の事情だから、株価の値動きとは関係ない。
確実に株で儲けようと思うなら、大口の買いが入っているが株価が横ばい、あるいはジワジワ上昇している銘柄を探して買うべきだ。
こういう銘柄は、売りたい人が売り終わったら、どこかで大きく上に跳ねることが多い。
とにかくまあ、焦って買ったら大抵失敗だね。