株依存症になると損しやすい
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株で損する人の習慣、次は「株依存症」だ。
株依存症というのは、とにかく株式投資していたい、と言う状態のことだ。
全力買いしてしまうクセも、行ってみれば株依存の一つで、買える余力があるなら、とにかく株を買いたいと言うことらしい。
株依存症になると、市場が開いていないときでも、株のことばかり考えてしまう。
土日でも株式投資の掲示板に熱心に何件も書き込む人がいるが、ああいうのも株依存症なんだろうね。
で、問題は、株依存症の人が、なぜ株で損しやすいのかということだ。
これも恐らくは利小損大になるからだろう。
株依存症の人は、とにかく売買が好きで、売買していないとイライラする状態だ。
そのため、頻繁に株売買をするのだが、逆に言うと、「待つことができない」。
将来有望な株であっても、株価が上がりきるまで待てない。
面白そうな株はたくさんあるので、ドンドン目移りしてしまって、後に株価が何倍にもなった株も安値で手放していたりする。
しばらく放置しておいたら、大儲けできた銘柄であっても、売買したいからすぐに売ってしまうわけだ。
そのためどうしても、利小損大になりやすい。
株で稼ぐ人は、勝率3割くらいでも、大きな利益を出せるが、株依存症の人の場合は、3割の勝率では利小損大で損になる。
日経平均株価が上向きの時は、騰がっている銘柄が多いため、頻繁に売買しても儲かるけれど、日経平均が高値圏になると、下がる銘柄数が多くなるので、手を広げている人は当然損が増える。
ダラダラと売買してしまう
株依存症になって、毎日株売買をしていると、株で損しやすいと言う。
株依存症というのは、とにかく株売買をしていないとイライラしてしまう状態で、チャンスがない時でも、ついついムダに売買してしまう。
株売買することが目的だから、利益があろうとなかろうと関係ない。
儲けることが目的で儲けるのが好きならば、儲からない取引が続くと嫌になるが、取引すること自体が好きだから、実は損しても平気だって事だ。
そうして損益に鈍感になると、冷静な損得勘定で売買しないため、どうしても利小損大になる。
騰がる株を買いつけても、騰がりきるまで待っていられない。
ちょっと儲かったら売ってしまうし含み損ができても、他に良さそうな株があると、ドンドン損切りして乗り換える。
こういう売買を続けていると、いつの間にか投資資金がなくなる。
投資資金が半分になって、3分の1になって、5分の1になって、と言う風に減っていく。
そこで毎月のように投資資金を追加して、気づいてみたらスッカラカンってことになる。
投資手法も、儲かっていたときとは全然違う買い方をしたりしていて、変な話「下がる株ばかり買う」羽目になるのだ。
何度か大きな損切りをした記憶はあるが、何でこんなに大きく凹んでるのか、後で考えても分からない。
不思議なことだけど、実際そうなんだね。