IPOに応募するには、現金の余力がないといけない

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新規公開株の事前申し込み、いわゆるIPOと言うヤツ。

 

これって現金でないとダメなのか、それとも信用余力で買い建てできるのか。

 

普段、信用取引で売買する人なら、これは気になる点だ。

 

結論から言うと、IPOに応募するには、現金余力がないといけない。

 

IPOは、現物株の買い手を募集しているので、申し込みの際にも現金の裏付けが必要で、IPOに申し込むと、現金余力が仮押さえになる。

 

なので信用余力でIPOに応募することはできない。

 

それでは、上場後グングン値上がりしているIPO銘柄を、信用メインで売買しているトレーダーは、指をくわえてみていなければならないかというと、そんなことはない。

 

IPO新規上場銘柄も、上場後は信用取引できるようになる。

 

ただし上場初日は、「制度信用」は使えないことが多い。

 

というのも初値が付かないと、日証金などの金融会社は、融資の上限などの条件が決めかねるらしい。

 

なので普段、制度信用で買い建てしていて、上場初日に「あれ、買い建てできないぞ」などと言うことが起こるわけだ。

 

しかし大手の証券会社であれば、上場初日でも、一般信用で買い建てできることが多い。

 

一般信用は、それぞれの証券会社の責任で、株を買う金を融資する仕組みなので、証券会社が勝手に条件を決められるからだ。

 

つまりIPO銘柄を上場初日に、信用売買したいのであれば、一般信用でやってみれば良い。

 

そして上場二日目からは、制度信用で買い建てすることも可能になる。

 


上場初日は、制度信用は使えない

IPO銘柄を信用で売買出来るか。

 

IPOのブックビルディング(申し込み)では、現金が仮押さえになるため、信用余力は使えない。

 

しかし取引が開始された後、つまり上場初日からは、信用で売買することも可能になる。

 

ただし上場初日は、制度信用は使えない。

 

制度信用とは、証券金融会社が株を買う金を融資したり、貸株を貸し出す制度だが、IPO銘柄は、初値が付いた後に、初値を中心に値幅制限が決まるので、貸し出し条件が決められないかららしい。

 

それに対して一般信用は、証券会社の責任で金や株を貸すので、証券会社独自の判断で始められる。

 

そのため、使っている証券会社によっては、制度信用で買い建てできなくても一般信用なら使えるかも知れない。

 

では、制度信用と一般信用では、何が違うのか。

 

制度信用と一般信用では、次のような違いがある。

 

制度信用と一般信用の違い
制度信用一般信用
日証金などの証券金融会社が行う各証券会社が行う
株を買う金を融資する・カラ売りのための株を貸す株を買う金を融資する。

 

貸株を用意している証券会社もある

貸出料・金利は、一般信用より安い。

 

貸出料・金利は、制度信用より高めな事が多い
返済期限は半年返済期限は半年以上。

 

無制限のこともある。

 

買建玉に逆日歩が付くと、日歩を受け取れる買建玉に逆日歩が付いても、日歩は受け取れない。

 

因みに逆日歩とは、カラ売りが増えて、貸株がなくなったときに、貸株料(品貸料)に上乗せする日歩のことだ。

 

逆日歩が付くと、貸株を借りている間、1日1株当たり1円とか2円とか、毎日支払わねばならない仕組みで、この日歩は、制度信用で買い建てしている人に渡る。

 

つまり逆日歩が付くと、制度信用で買っている人は、毎日1株当たり1円とか2円ずつお金が入るわけだ。

 

たとえ一日1円でも、1,000株持っていれば、毎日1,000円ずつ利益が増える計算になる。

 


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