株が上がる月・下がる月 株の格言記事一覧

株価が上がりやすい月と、下がりやすい月というのがある。これは株が買われやすい月と、売られやすい月があるからだ。株価が上がるか下がるかは結局、「買いたい人が多いかどうか」で決まるので、買いが増えれば当然のことながら株価は上がる。逆に買いたい人が減ってくると、当然ながら株価は下がってくる。たとえば日経平均株価を占うなら、一日の出来高・売買代金をみれば良い。東証一部の活況の目安は、売買代金2兆円以上と言...

掉尾の一振(とうびのいっしん)とは、年末、最後の最後に、株価が上がるというアノマリーのことだ。掉尾(ちょうび/とうび)というのは、尻尾を振ると言う意味で、最後に勢いを増すという事らしい。ということで、掉尾の一振とは、年末相場の一番終わりに株価が上がるという意味で使われる。ただし、株価が上がるのは、年末だけでなく、年始も上がりやすくて、欧米では「クリスマスラリー」とか「サンタクロースラリー」なんてい...

節分天井、彼岸底(せつぶんてんじょう・ひがんぞこ)と言う言葉がある。節分は2月、彼岸は3月と9月なので、2月の株価は高く、3月と9月の株価は安いという意味だ。これは多くの企業の決算や、機関投資家などの投資運用報告が、3月末や9月末になっているのが大きな原因だと言われている。決算のために利益確定や損切りなどが行われ、株の売り圧力が大きくなって、株価が下がるって事らしい。もちろん3月中旬になったら、急...

3月や9月の株式相場は、低迷することが多い。というのも3月や9月という月は、日本の機関投資家が、ポジション調整をする時期だからだ。日本の機関投資家、つまり生命保険会社や銀行、年金運用ファンドや共済組合、証券会社などの様々な投資ファンドなどは、3月末と9月末に運用実績を確定して、利益を分配しなければならない。彼らの収入の源泉は、企業の配当金と売買差益だから、配当金を取る銘柄と、売買差益を取る銘柄を選...

春に騰がりやすい銘柄として、不動産株が上げられることもある。分譲住宅や、分譲マンションなどは、2月や3月の成約が非常に多い。というのも4月から新生活をはじめるために、年が明けたら引っ越したいという人が非常に多いかららしい。一方、不動産会社の決算は、3月末になってることが多い。不動産会社の営業部員は、年度末までに少しでも売り上げを上げようと、一生懸命クロージング(成約)に励む。つまり1月から3月の第...

株が上がる月・株が下がる月。3月は株価が下がりやすく、底値になりやすいが、4月の株価はどうなるか。過去数十年のデータによると、4月は株価が上がる確率が高い。これは生命保険や年金運用ファンドなど、日本の様々な機関投資家が、新たな資金を使って買うかららしい。節分天井、彼岸底というように、年の前半は2月初めが高く3月下旬まで下がることが多いのも、日本の機関投資家の売買パターンだ。というのも日本の機関投資...

米国の株の格言に「セル・イン・メイ」(Sell in May)と言うのがある。これは5月に株を売って、9月に戻ってこいという格言で、5月は株価のピークで、9月が株価の底になりやすいというアノマリーから来たモノらしい。アノマリーとは、根拠はハッキリしないが、経験的に起こりやすいという格言だが、このアノマリーは恐らく、欧米の「年度感覚」にある。というのも欧米の学校は、8月中旬から9月がスタートで、5月...

株式相場のアノマリーとして、「7の付く年は暴落」というのがある。1977年、1987年、1997年、2007年、などといった年は、大きな暴落があるという意味らしい。7の付く年と言っても、10年に一回しかないので、統計的にはあまり信頼できるレベルの情報ではないが、これは本当なのか?ということで、月足チャートと株式市場のトピックスを書き入れた図表を作ってみた。これを見て、本当に「7の付く年は、暴落があ...

7の付く年には、暴落が起こるというアノマリー、果たして2017年の相場で起こるのか。これは2017年が終わってみなければ分からない。確かに1997年夏には、アジア通貨危機が起こり、タイ・インドネシア・韓国がIMF管理入りして、経済に大きな影響を与えた。その結果、株価は1年数ヶ月にわたって下落した。また2007年にはサブプライムローン問題が発生し、BNPパリバのデリバティブ商品の解約凍結によって火が...

株が上がる月・下がる月。5月と11月は、株価が下がりやすいという。その原因の一つとして、たまに耳にするのが、ヘッジファンドの「45日ルール」だ。ヘッジファンドというのは、世界のお金持ちの資金を運用する大小様々な投資グループだが、換金売りが、5月と11月に出やすいらしい。そのため、日経平均は数十円くらい下に押し下げられるらしい。通常、証券会社の投資信託や、国内の投資ファンドというは、不特定多数の小口...

株価が上がる月と、株価が下がる月。ボーナスが支給される時期は、株式市場も活況になると言う話が、たまに本などに載っている。これってホントのことなのか?個人的には、どうも眉唾臭い。というのも日本国民の多くが、ボーナスを株につぎ込むとは思えないからだ。株式投資雑誌などでは、ボーナス時期が近づくにつれて、ボーナスで買うべき株の特集をしているが、ボーナスが出たからと言って、市場が急に賑わうかというと、そうい...

サマーラリーとは、7月から9月の間、株価が堅調になるという現象だ。この間は、株価がジワジワ上がるので、7月中旬くらいまでに優良株を買っておけば、9月くらいには含み益が出来ていることが多いという。これを聞くと「え?」と思う人も多いだろう。というのも日本では、8月は「夏枯れ相場」と呼ばれて、株価が上がらない時期だからだ。実は、このサマーラリーは日本の話ではなく、アメリカの株式市場での話だ。しかしなぜこ...

株が上がる月・下がる月。次は7月8月の夏枯れ相場の話。夏枯れ相場というのは、7月8月の夏のシーズンは、売買が減って株価が下がるということだ。時期的には、7月の下旬くらいから、買いの勢いが急になくなって、8月末くらいまで静かな相場が続く。8月中旬のお盆休みの時期も、株式市場はオープンしているのだが、お盆休みが近づくにつれて、ポジション調整する人も多く、株を積極的に買う人が減るので、株価はジワジワ下が...

9月下旬から10月に騰がる株というと、バイオ関連株とノーベル賞関連株だろう。バイオ株は春と秋に上がりやすいと言うが、これは春と秋が学会のシーズンだからだ。たとえばガンの治療法などについて研究発表が行われる日本癌学会は、10月上旬に開催される。ここではガンの研究や新しい治療法など、東大・京大・慶応大などの研究者からたくさんの発表がなされる。そこで大学の研究者と協業しているガン治療に取り組むバイオベン...

12月のクリスマスの時期は、株が売られて株価が下がる時期だ。というのもこの時期は、個人投資家にとっては、1年間の収支を確定する時期で、利益確定や損切りが増えるからだ。たとえば大きな利益がでている人は、含み益がある銘柄は持ち続け、塩漬けになっていた株を損切りして、利益を圧縮して税金を減らそうとする。見込みのない株を整理して、来年の取引に備えて、資金や余力を確保しようとするのだ。また欧米の機関投資家・...